2019.06.26
手ざわりのあるモノ
みなさんは最近、
撮った写真をプリントしていますか?
デジカメやスマホの性能も充実して、
いつでも気軽に撮影できるようになりました。
その反面、気付けばデータだけが溜まったままに…
かくいう私も、写真をプリントする機会は減り、
最近改めて、形に残しておきたいと思うようになりました。
とはいえ、ただプリントするんじゃつまらない。
きっとアルバムに入れて見返すこともせず、
放置してしまう運命なのは目に浮かびます。
じゃあ、どうしようか。
…それなら、使えるものにしてみよう。
そんな思いつきから昨年末、
カレンダーづくりをしてみました。
季節ごと、月に合った花を選び、
好きなフォントを選び、
紙の質感や、厚み、色味も何種か試して実験。
できるだけシンプルに、
好きなものだけ詰め込みます。
一つひとつ手作業だったため、
カッターで切った際のヨレなど
粗もたくさんあるのですが、
こうして形になると嬉しいものですね。
・・・・・・・
一度手を動かしたついでに、
つづけて作ったのがハンカチです。
(こちらは写真を選ぶのみ、印刷は業者さんにおまかせの簡単作業です。)
注文から待つこと数週間、
届いたハンカチがこちら。
淡い色合いの写真だったこともあり、
布への色の再現は難しいだろうと
正直あまり期待していなかったのですが、
これは完全に裏切られました。
もちろん、いい意味で、です。
透き通るやわらかな布の質感のおかげか、
写真まで3割増しくらいに
良く見えてしまうというマジック…ありがたい。
ちなみにこの一コマは
海沿いを歩いていたところを偶然、
白馬と外人さんに遭遇したときのもの。
こう見えて、日本。ちょっと不思議な光景ですね。
データやネガのまま埋もれていた景色も、
こうして手に取れる形になると
一層大切にできるような気がしました。
次は何をつくろう。
私はまた、思いを巡らせているところです。