まだまだ暑い日が続くが、気がつけばもう9月である。
（と、書き出してそうこうしているうちに涼しくなってしまった…）
楽しいイベントも無く、どこにも行けずに過ぎ去った夏。
このままズルズルと秋を迎えるのかとぼんやり思っていたある日
連れ合いが誕生日祝いをしてやろうと言う。

あっそうだった、9月は私の誕生月であった。
ほぼ半径1キロの世界で過ごしていた私だが
これ幸いととなり街まで出掛けることにした。

不要？不急？
「でも誕生日なんだからしょうがないよね」と、
心のなかで言い訳しつつ、暑さが幾分和らぐ夕刻に家を出た。

連れ合いも引きこもり生活でストレスが溜まっていたのであろう、
私の大好物である鮨をご馳走してくれるなどと
珍しく太っ腹なことを言う。
では、お言葉に甘えまして！
ビバ！誕生日！

せっかく久々に遠出？するんだから、会社から依頼された
STAFF VOICEとやらのネタを探しがてら行こうではないか。
一石二鳥だ。
おとなりの深川エリアは江戸情緒あふれる場所。
きっと何か面白いものが有るに違いないと
周りをキョロキョロしながら歩いてみる。

櫓風の欄干

舟型プランター

いつもは通らない、下町感あふれる
路地や脇道を見つけながら散策するのは意外と楽しい。
そしていつの間にか目的の鮨屋に着いてしまった。

一軒家鮨屋
しかしその目の前になんだか江戸チックな橋があるではないか！
（実は何度も通っている）
せっかくだから観察してみよう！

「黒船橋（くろふねはし）」
この橋は大横川に架かっていて、欄干に櫓風のデザインが施されている。
同様の装飾が橋上の街路灯の部分にも取り付けられている。
その足元に置かれているプランターは船の形だ。
橋全体で統一された意匠がなされており、
割と新しめな感じで歴史的情緒には欠けるがなかなか素敵だ。
（あれ？ディスってる？）

いつもは足早に通り過ぎるところにも新しい発見があるものだ。
これもコロナのお陰？ と、
STAFF VOICEの文字数かせぎにもなったようなので、
お待ちかね、鮨屋へGo Toといたしましょう。

美味しゅうございました。